[リアル] REPORT&DIARY

観戦レポ

2015.10.15

AOZレポート 第6回

10月15日(木)

男子は今日からベスト8が出揃い、決勝トーナメントに突入。Bプール2位の日本は、Aプール3位のマレーシアと対戦した。シンペーJAPANは今大会最高の出来と言えるような試合で、マレーシアを86-15と圧倒。準決勝進出を決めた。AOZのリオ出場権は3枠。明日、勝利を上げればリオ行きが決まる。GO! ニッポン!!

○日本   マレーシア●
86 22-3 15
12-4
24-4
27-4

藤井新悟

今日は、みんないい顔してプレイしてました。気持ちが定まったというか、決勝トーナメントに向けて覚悟を決めました。中国戦の後の、チームミーティングで、誰よりも落ち込んだヘッドの本音を聞いて、僕ら選手も勝つことの重大さをもう一度、考えて臨むことができました。もう負けません! 明日もいい顔して、コートに立ちます。

藤澤潔

チームは決して下を向いてないし、今日も全員で戦うことができたと思います。明日はとにかく勝ちたい。その一言に尽きます。2005年のジュニアの世界選手権では準決勝でオージーに勝って、銀メダルを獲ったんですよ。今回も準決勝は同じくオージー。不安よりも彼らとまたこの大舞台で戦えることが楽しみです。勝ってリオを決めたい。切符を獲って胸を張って長野に帰りたいです。その時は、師匠の奥原さん(明男・元日本代表HC)に廻らない寿司をご馳走してもらいます。あ、家内も親も親族も…みんなでゴチになりま~す。

永田裕幸

今日の試合は、トーク。コート上でみんなでしっかりコミュニケーションをとることを意識しました。北九州チャンピオンズカップなどでも対戦しているので、オーストラリアに苦手意識はありません。明日は僕のディフェンス、手業のポークとスティールで、チームにいい流れを作れるようにしたいですね。

京谷AC

中国戦を受けての昨日のUAEとの戦いでも、まだ選手たち何人かは甘いところがあり、試合中に思わず「やる気がないなら帰れ!」って怒鳴ってしまいました。今日は、ようやくスイッチが入って、ファイトしてくれました。少しずつ変化してきましたね。選手の状態はいいですよ。明日は万全でやってくれるでしょう。

及川HC

今日の試合は、明日に向けてどういうリハーサルをするか大事なゲームでした。最後まで全力でやりました。フィニッシュもよかったし、明日は最高のチーム状態でオーストラリアと勝負できます。中国戦が、逆に力になってチームは成長しましたね。相手のオーストラリアは順調にきている分、落とし穴があるはず。見ていて下さい!

2015.10.14

AOZレポート 第5回

10月14日(水)

 女子の第4戦は2巡目の中国戦。第1クォーターでリードを奪ったバナJAPANだったが、第2クォーターで急失速。後半に入って粘りを見せるも、38-59と中国を捉えることができないまま試合終了となった。予選リーグ3位の女子日本代表は、明日、決勝進出をかけて予選2位チームと対戦する。

●日本   中国○
38 14-8 59
  0-11  
  9-21  
  15-19  

吉田絵里架

2巡目は修正できて、チームの雰囲気も良くなってきました。私たち関西メンバー(エリカ、マリ、ピータン<千尋>、ユイ)が、ここまで勝てないストレスを溜め込んできたので、明日はメッチャ爆発させます!

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大島美香

中国、オーストラリアと1巡目の対戦を踏まえて、今日は、しっかり修正して臨みました。前回は11番にやられたので、そこは止められたのですが…。前半、特に1クォーターはいい入りができて、良かったと思います。やってて勝てないとか、お手上げというチームじゃないんですけどね。弱点もあるし。明日は死に物狂いでやります。汚くても何でも勝てばいいんですから。

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上村知佳

チームは試合毎に成長していると感じます。今日は明日へのステップでした。やるべきことは、できるようになってきています。泥臭く明日はやっていきます。

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橘HC

結果は4連敗ですが、やるべきことをやって、効果は徐々にでてきたと思います。イージーなシュートを外したりと、オフェンスのリズムが悪いのが明日への修正点。郁美のシュート確率が上がって来たのは明るい材料です。明日はやります。応援、よろしくお願いします!

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昨日の中国戦で痛い敗戦を喫したシンペーJAPANだったが、今日はしっかり切り替えてUAE戦に入っていた。序盤からリードを奪って、その差をさらに広げると、決勝トーナメントも見据えたメンバー交代で主力を温存しながら勝利。明日からの決勝トーナメントに弾みを詰める完勝だった。

○日本 UAE●
68 22-5 19
15-4
13-8
18-2

藤本怜央

昨夜は、「この敗戦を次に活かそう。しっかり準備して明日に向かおう!」と話しました。今日の試合は満足できる内容ではなかったけど、勝ったという結果はよしとします。

明日からは決勝トーナメント。明日は、今日よりいいバスケを見せたいと思います。一戦一戦集中して自分たちのバスケをやっていく、その先にリオが見えてくると思います。応援、よろしくお願いします。

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鳥海連志

予選リーグ、長かった~。でも自分がここにいるという違和感はないです。馴染んできたのかな。スピードはある程度、通用しました。及川ヘッドと課題にしてた3Pもアフガニスタン戦で一本決められたので、嬉しかったですし、自信になりました。

明日からの決勝トーナメントなので、いよいよ面白くなってきました。緊張よりも、ワクワクが止まらない…そんな感じです。

あと部屋に、サーちゃんが(佐藤聡)大人の本を持って来るんですよ。エッチなやつ。どう思います(笑)。

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宮島徹也

昨日は僕らユニット5のディフェンスが上手くいかずにプレスを突破され、チーム全体がのれなくて、負けてしまいました。しっかりユニット5で話し合って修正して今日の試合に臨みました。中国戦の負けが、マイナスじゃなくて、プラスに変えられるように、明日から本当に負けられない戦いが続くので、しっかりと練習してきたことをやっていきたい。

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及川HC

ユニット5を昨日の中国戦と同様、スタートで使うというのは、昨日から決めていました。プラン通りに明日から始まる決勝トーナメントに、藤本、香西がエネルギー満タンで臨めるように、みんなの気持ちがどうあれ、リオに行くために今日のプランを立てました。今日を気持ち良く終わるのは簡単ですが、あえて我々の原点、ベーシックにこだわりました。

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2015.10.13

AOZレポート 第4回

10月13日(火)

女子の第3戦はオーストラリアとの2巡目の対戦となった。初戦の反省点を修正したバナJAPANは、オーストラリアに喰らいつき、互角のまま試合終盤へ。1位通過を狙いたいオーストラリアが必死で日本を突き放し、61-47で勝利した。3連敗となったバナJAPANだが、チームの調子は上向きで、選手たちの表情も明るかった

●日本   オーストラリア○
47 10-15 61
  17-12  
  10-11  
  10-23  

北間優衣

負けはしましたが、橘HCのプランに近い試合ができました。ボールを持つ選手に強く当たられてしまって、ボールが止まってしまうのが今後の修正点。ボールの受けを常に2か所以上作れるように、チーム全体で意識したいと思います。ローポインターが決めるとチームが波に乗れます。チャンスが来たら確実に決めたいと思います。

増子恵美

1巡目の試合に比べて、攻守ともいいプレイが出るようになってきました。ディフェンスにフォーカスしすぎないことも今日のテーマのひとつでしたが、みんなオフェンスの意識も持って戦えました。大会の中でチームの成長は続いている手応えはあります。あとは精度を高めて継続できるようになれば……がんばります!

土田真由美

いいところまで競ったんですが、最終Qでやられてしまうという悪いパターンでした。昨日はオフだったので選手だけのミーティングもやって、修正して今日の試合に臨みました。チーム状態は確実に上向きですので、明日はもっと良くなっていると思います。

網本麻里

気持ちは出てたけど、前に行き過ぎて丁寧さに欠けたような気がします。ツメが甘かったですね。フリースローがあかんかった。明日は手にミッチーと書いて、スラムダンクの三井寿のように入れまくります!


3連勝で決勝トーナメント進出を決めたシンペーJAPANだが、伏兵・中国に痛い敗戦を喫した。リードを奪うものの流れを掴みきれず、中国を引き離すことができない。同点のまま突入した最終クォーターも一時は5点をリードするが、そこから中国に逆転を許してしまう。ファウルゲームに持ち込んだが、中国のフリースローが決まって61-64で惜敗した。

これによって3勝1敗で日本、韓国、中国が並んだ。順位は当該3チームの対戦による得失点差で決まるため、一転して韓国が優位となった。
明日からもシンペーJAPANにとって、負けられない戦いが続く。

●日本   中国○
  61 14-13 64
  14-13  
  19-21  
14-17  

佐藤聡

油断じゃないとは思うけど、そういう気持ちもどこかにあったでしょうね。思いの外、中国は走力があって、プレスが効かずに走られました。ゲーム中になかなか修正出来なかったですね。ヤバいヤバいと思ってたら、最後やられてしまいました。

石川丈則

正直言うと、いやな感じがしてました。試合中も早く突き放して楽になりたかったんですが……。最後まで不安が拭えなかったです。若い選手が落ち込まないように、僕らオッサンが上手くフォローしますよ。立て直します!

藤井新悟

ぶっちゃけ中国をナメてました。韓国に勝って、日本の強さを実感出来て、もう決勝トーナメントを見てましたね。早く気付いてみんなに伝えられなかった自分の情けなさに腹が立ちます。きっと大丈夫だろうという根拠のない自信みたいなものが、ずっと気持ちの中にあって、気が付いたらやられていたという……。試合前から中国は強いと認識して入れなかったのが、悔やまれます。でもつまずく場所がここでよかったと切り替えたいと思います。

藤本怜央

油断ありましたね。キリッとしてなくてヘラヘラした空気があったかも。国と国との戦いなんで、消化試合なんて1つもないんですよね。今日が決勝トーナメントのクォーターファイナルじゃなくて良かった。まぁ見てて下さい。絶対、リオの切符は取るから!

及川HC

ひとつひとつ目の前のことに、もっと向き合ってやらなくちゃいけなかった。12人全員の力を付けないとダメなんです。JAPANがこれから世界と戦うのには、それが絶対、必要です。今日は、そのための大事な試合だった。エースユニットだけだと、世界の上位に行けない。描いたストーリーは間違ってなっかたんですが……。こういう経験を選手にさせてしまったのが、悔しい。いい成功経験をさせてやりたかった。選手に申し訳ない気持ちで一杯です。

2015.10.12

AOZレポート 第3回

10月12日(月)

本日の日本チームの試合は男子のみ。シンペーJAPANの対戦相手はアフガニスタンで、試合序盤からエンジン全開でリードを広げ、第1Qで24-2の22点リードを奪う。その後も攻守に圧倒してリードを広げ、91-12で快勝。見事、3連勝を飾った!

○日本   アフガニスタン●
91 24-2 12
  22-0  
  20-8  
  25-2  

永田裕幸

ユニット5ではディフェンスから入ってリズムを作り、得点につなげる良い流れを生み出すことが求められていています。この試合では高いラインをチーム全員で合わせながら守り、8秒や24秒バイオレーションを何度も取ることができました。

藤澤 潔

全員がベーシックを意識して戦いましたが、正直、かなり苦しかったです…。個人技で突破できそうなところでもチーム全体が連携して攻めることを意識して、それに40分間集中して戦ったゲームでした。これからも精度と実行力を高め、戦っていきます!

土子大輔

格下の相手でしたが、闘志あふれる意気込みで向かって来ました。それをしっかりと受け止め、個で強引に攻めるのではなくあえてチームでしっかりした形を作り攻撃しました。韓国戦を終えて予選プールの山場を越えたので、主力を温存しつつ、自分のいるユニットが中心となって残りの予選プールを戦っていく心づもりです。

及川HC

アフガニスタンに「日本のように強くなりたい!」と思ってもらえるよう、チーム全体で基本がしっかりできている姿を見せようと話して試合に臨みました。「基本的なことをしっかりやると強くなれるんだよ!」と示したかった。 この試合で(鳥海)連志が3ポイントを決めましたが感動しました!実は、今大会中に3ポイントを決めるのを彼の宿題に課していました。それをこの試合で見事に達成してくれましたよ。

2015.10.11

AOZレポート 第2回

10月11日(日)

バナJAPANの第2戦は中国。ベテラン勢の活躍もあって前半を1点リードで折り返すが、後半に入って中国が逆転。じりじりと点差を広げられ敗戦。2連敗のスタートとなったが、まだ対戦は1巡目。次戦からの巻き返しに期待したい。

●日本   中国○
37 12-11 48
  9-9  
  6-12  
  10-16  

萩野真世

自分たちのやりたいことがあまりできなかった。作りたいカタチもあったけど、なかなか出来なかった。DFもしっかり抑えないといけなかったし、修正するしかないんですが…。

北田千尋

アジパラの時も11番にやられたので、注意してたんやけど、やられましたわ。声だけは、負けんかったけど…。

添田智恵

ビデオ見てないから原因わかんないけど、味方とのタイミングが合わなかった。DFもよくなかった。ちょっと負け方が悪いですね。明日、オフだから切り替えていきたい…次、頑張ります。

藤井郁美

まだ2巡目あるから…。スタートは昨日の反省をふまえて良かったんですけど…。うーん…。


シンペーJAPANは昨年の対戦で3連敗を喫したライバル韓国との直接対決。序盤から白熱したシーソーゲーム。韓国に5点のリードを許して前半を終えるも、効果的なメンバー交代で体力を温存しながら戦うシンペーJAPAN。最終Qに入ってエンジン全開で韓国を逆転し、一気に突き放して勝負を決めた。

○日本   韓国●
55 12-12 48
  10-15  
  16-13  
  17-8  

豊島英

前半リードされましたが、みんな冷静に自分をコントロールできていたので、余裕はありました。自分たちのバスケができれば逆転できると、自信を持って戦いました。みんなで勝ち取った勝利です!

藤本怜央

DF勝ちですね。いやぁ苦しかった~。(前半はリードされる展開だったが)負けてても自分たちのペースでやれていたので逆転出来ると思ってました。 内容にこだわって勝ち切ったのは大きかったです。頼れるチームメイトに感謝です。みんなで戦った勝利です。ありがとうございました。

香西宏昭

我慢しよう我慢しようって。ずっと言ってました。及川HCになって2年、チームが成長した姿を感じましたし、見せられました。まだまだ成長していきたいし、いけると思ってます。

千脇貢

(たくさんの観客が応援してくれたが)自分が得点した時に応援バルーンをバンバン叩いてくれて、ビックリしたし嬉しかったです。3Q後半で相手のコンタクト弱くなってきたので、疲れてきたのがわかりました。 とはいえ、今日はグループリーグの1試合にしか過ぎないし、自分としては80点位ですかね。リオの切符はまだ先にありますから、油断せずに頑張ります。 合掌。

及川HC

ゲームプラン通りでした。極端に言うと僕らは12人で戦ったし、韓国は5人で戦った感じでした。僕らは常にフレッシュでアタックできていました。前半終わってロースコアで負けてましたけど、追い上げる方が気持ちが楽なんですよ。レオは大事な局面でシュートを決めてくれました。泣いてましたね。いろんな思いを持ってコートにいたんでしょうね。レオには、よく頑張ったと声をかけたいです。

AOZレポート 第1回

10月10日(土)

シンペーJAPANは開会式後の第1試合に登場、多くの観客が見つめる中、タイと対戦した。試合開始直後からリードを奪い、その後もリードを広げて80-59で危なげなく完勝。最高のスタートを切った。

○日本   タイ●
80  21-13   59
  23-11  
   18-12  
  18-23  

藤本

一人ひとりがモヤモヤすることなく、クリアなガラスのように試合に入れたと思います。初戦なので、固くなることが多いんですが、今日は気負わず入れました。やはり9月上旬の合宿の場所もここ、ポートアリーナでしたし、自分たちの練習場に帰ってきたような感じでできました。改めてホームはいいなと、有利だなと思いました。

及川HC

少しバタバタしましたが、スタートとしては悪くないと思います。可能性のあるユニットを使えたし、何と言っても全員コートに出せたので、そこはよかったかなと。タイがいいチームなので、ちょっとビックリですね。明日は韓国戦、あまり余計な事を考えずに臨みたいと思います。


バナJAPANは2012年のロンドンパラリンピックで銀メダルを獲得しているオーストラリアと対戦。第1Qは互角の立ち上がりとなったが、徐々に点差を広げられ、最終的には42-53で敗戦となった。

●日本   オーストラリア○
42 10-11 53
  9-19  
  6-11  
  17-12  

橘HC

第1Q をリードして終わりたかったですね。そうすれば向こうも少しは焦ったかもですが、しょうがない。切り替えます。今日はシュートの決定率が悪かったです。シュート数は、ほぼオーストラリアと変わらなかったのは良かったかと。次にアジャストできるように試合の中で合わせて行きたい。2つ目のラインナップは上手くハマりましたね。

平井キャプテン

プレッシャーがきつくて、当たりも強かった。まぁ、初戦でいろいろなラインナップを試せたのは良かったと思います。 (新婚なのですが…)もう1週間、電話もしてませんけど、寂しくないです(笑)。

大島

次、頑張ります!

萩野

まだまだかな…。ボールプレッシャーに行く意識は次の試合も継続したい。ディフェンス、オフェンスともに修正して、また明日、頑張ります。

2015.10.09

やるぜ!AOZ!! 注目選手たちの大会前コメント 第5回(男子・土子/女子・大島)

史上最大の戦い――AOZ開幕はもうすぐ!
アジアの頂点を目指す“シンペー&バナJAPAN”から
届いたコメントをWEB限定で大公開だ!
GO! ニッポン!! GO!!!

第5回コメントは、
千葉が生んだ最強のシューター“黒塗りオラァ!”土子大輔、
 愛知の勝負師“復活のIQギャンブラー”大島美香、
接戦に強いタフなキープレイヤーたちが登場!


土子大輔

4年前は最後で選考から外れて、会社でインターネット中継を観ていました。悔しかったですよ。今回は選ばれて「やっと、オレの時代が来た!」と(笑)……そう言えるくらいの選手になって代表に選ばれたいとずっと練習を続けてきました。好きなお酒をやめて食生活にも気をつけています。最高のコンディションでAOZに臨みたいと思います。
戸川の加入もいい刺激です。僕は『スラムダンク』でバスケを始めて、交通事故のあと[リアル]で車イスバスケと出会っているんです。井上雄彦先生の作品は僕のバイブルなんですよ。
やはり最大のライバルは韓国でしょう。昨年戦ってみて、個々のレベルが高いチームという印象がありました。同じハイポインターには負けたくないですね。千葉は地元ですからね、やりますよ! オラァ!


大島美香

みんなががんばっている姿を見て、このチームでもう一度頂点を目指したいと、復帰を決断しました。子育てもちょっと落ち着いて、長男にも私がプレイしている姿を見せたいと思いました。
実戦復帰は昨年の女子日本選手権からですが、休んでいる間も所属チームのブリリアント・キャッツ、東海北陸ブロックの代表チームや愛知県チームなどでスタッフとして車イスバスケを見てきました。この経験が私のバスケをさらに広げてくれたように思います。体力的には若い頃に戻れませんから、北京パラのときの自分を追うことはしません。でも経験を活かしてアタマを使えば、以前以上のプレイができるのではと可能性を感じています。初心にかえって思い切りぶつかります。
いま、“バナJAPAN”で戦えることにドキドキ、ワクワクしています。厳しい戦いになると思いますが、チームが一丸となって目標に向かっていきたいと思います。“バナJAPAN”で世界へ行きます! ご声援、よろしくお願いします!


構成/市川光治(光スタジオ) 撮影・文/名古桂士(X-1)

2015.10.08

やるぜ!AOZ!! 注目選手たちの大会前コメント 第4回(男子・豊島/女子・藤井)

史上最大の戦い――AOZ開幕はもうすぐ!
アジアの頂点を目指す“シンペー&バナJAPAN”から
届いたコメントをWEB限定で大公開だ!
GO! ニッポン!! GO!!!

第4回コメントは、
チームのダイナモ“WOWOWポリス”豊島英、
3年ぶりに帰ってきたエース“スカイ・ハイ”藤井郁美、
大会での活躍が期待される2人が登場!


豊島 英

この3年間で、僕個人としてもチームとしても大きく成長したと感じています。ロンドンのときはチームの切り込み隊長のような役割だったので、とにかく走ることだけでしたが、いまは違います。シンペーJAPANには僕よりも得点力のある選手たちもいますから、より確実に得点できるよう周囲を見ながらプレイするようになりました。ディフェンスでも求められる役割が大きくなり、それに応えようとステップアップしてきました。 現在の車イスバスケは、チームでどう戦っていくかが重要です。そのためにJAPANでは選手同士のコミュニケーションを高め、ひとつひとつのプレイの精度を上げてきました。チームとしてやるべきことをやれば、結果は必ず付いてくると自信を持っています。 AOZのライバルは厳しい相手で僅差の試合になると思います。そんなときにはみなさんの声援が僕たちの背中を押してくれます。応援よろしくお願いします!


藤井郁美

長男出産後から育児とバスケの両立ができるかと悩みましたが、同じような経験のある先輩の話を聞いて、復帰を決断しました。主人(男子代表の藤井新悟)も「また一緒にがんばろう!」と応援してくれています。 育児で以前よりも練習時間が少し短くなりましたが、以前の何倍も集中して練習が出来ているように思います。チームに少しでも貢献したい、みんなと一緒にリオの切符をつかみたいと思います。 4年前、主人と一緒にロンドンへ行くという夢は叶いませんでしたが、今度は家族3人でリオへ行くという新しい夢を追いかけたいと思います。


構成/市川光治(光スタジオ) 撮影・文/名古桂士(X-1)

2015.10.07

やるぜ!AOZ!! 注目選手たちの大会前コメント 第3回(男子・鳥海/女子・萩野)

史上最大の戦い――AOZ開幕はもうすぐ!
アジアの頂点を目指す“シンペー&バナJAPAN”から
届いたコメントをWEB限定で大公開だ!
GO! ニッポン!! GO!!!

第3回コメントは、
16歳の高校生“スーパールーキー” 鳥海連志、
今年から新社会人“ザ・マヨネーズ” 萩野真世、
注目の若手選手が登場するぞ!


鳥海連志

いまは16歳で高校2年生です。中学1年から車イスバスケを始めたんですが、それまではスポーツは観るものだと思っていました。車イスバスケは……とにかく楽しいです。
将来は豊島さんや香西さんのようなプレイができる選手になりたいと思います。現時点での得意なプレイですか……バックピックのディフェンスかな(笑)。
家族もバスケ好きで、みんなで体育館を借りて練習をするほど。家族も応援してくれているので、がんばりたいと思います。


萩野真世

今年6月下旬から7月上旬に、中国・北京で行われたU25世界選手権ではベスト5に選んでいただきましたが、この大会でクラスが1.0から1.5に上がってしまいました。ラインナップが変わってチームに迷惑をかけると落ち込みましたが、いまはそれを受け入れて、自分のプレイをするだけと切り替えました。
私に求められているのは、ハイポインターを活かすプレイとアウトサイドシュート。チームの得点力アップに貢献していきたいと思います。


構成/市川光治(光スタジオ) 撮影・文/名古桂士(X-1)

2015.10.06

やるぜ!AOZ!! 注目選手たちの大会前コメント 第2回(男子・香西/女子・網本)

史上最大の戦い――AOZ開幕はもうすぐ!
アジアの頂点を目指す“シンペー&バナJAPAN”から
届いたコメントをWEB限定で大公開だ!
GO! ニッポン!! GO!!!

第2回は、男女のエースが登場!
ドイツリーグでも大活躍の“SMの遺伝子” 香西宏昭、
女子代表の三井寿、“炎のナニワ女” 網本麻里だ!


香西宏昭

昨年はミスを恐れて消極的になり、その結果、逆転負けする試合がありました。でもいまの“シンペーJAPAN”は、みんなが集中力を途切れさせることなく40分間戦い抜けるチームになっていると思います。世界でも上位に入るヨーロッパ勢と互角に戦えたことは、大きな自信になりました。 AOZはタフな戦いになります。初めて車イスバスケを観る方にとってはエキサイティングで楽しい観戦になると思います。そして、これまでもJAPANを応援してきてくれた方には、チームとしての進化に注目してほしいと思います。 みなさんの声援が僕たちに力を与えてくれます。ご声援よろしくお願いします!


網本麻里

4年前のAOZでは悔しい想いをしましたが、それを経験したからこそ、私たちは強くなれたと思います。 “バナJAPAN”の特徴は、ラインナップを入れ替えてもそれぞれに強みがあること。みんなが自分の役割でチームに貢献したいとプレイしています。このチームにみんな自信を持っています。 大会を前にしても、いまはいつも通りの落ち着いた気持ち。自分たちのホームで戦えることが私たちの大きな支えになっています。応援、よろしくお願いします!


構成/市川光治(光スタジオ) 撮影・文/名古桂士(X-1)

PLAYERS PROFILE

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