2015大阪カップ、女子日本代表が優勝!
2月11日~14日にかけて開催された「国際親善女子車椅子バスケットボール大阪大会」、通称・大阪カップ。今年の大会には日本のほか、2014年の女子世界選手権優勝のカナダ、同大会5位のイギリス、今年10月のリオパラリンピック最終予選のライバルとなるオーストラリアと世界のトップチームが参加した。
初戦のイギリス戦に56-61と逆転負けした日本だったが、第2戦では若手中心のカナダに終始主導権を握って71-32で完勝。オーストラリアとの第3戦は、互いに激しいディフェンスでぶつかり合う展開となったが、オーストラリアのエースであるガウチを6点、ポイントゲッターのメリットを5点に抑え込んだ日本が54-37と勝利して、予選リーグ1位で決勝戦進出を決めた。
優勝をかけての一戦は、初戦で敗れたイギリス。日本はカナダとオーストラリアを抑えてきたディフェンスがこの試合でも機能した。攻撃では、銅メダルを獲得した2000年シドニーパラリンピックで得点王とリバウンド王の2冠輝いた“レジェンド”上村知佳(3.5)が17得点と爆発。上村の活躍でスペースを得たエース網本麻里(4.5)がコートを縦横無尽に動き回って30点を叩き出し、59-42で日本が優勝を飾った。
大会MVPには、全試合でスターティングメンバーを務め、ローポインターでありながら高い得点力も見せた萩野真世(1.0)が選ばれ、大会ベスト5には網本も入った。 わずか1枠のリオパラリンピック出場権をめぐって今年10月に千葉市で開催されるアジア・オセアニアゾーンの最終予選に向けて、女子日本代表“バナJAPAN”は好スタートを切った。
<大会結果>
<写真&キャプション>
撮影・文/名古桂士(X-1)