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2013.11.30

世界選手権予選レポート 11月29日 vs イラン

<決勝トーナメント3位決定戦>
イランへのリベンジならず。最終戦を飾れず4位に
日本● 53-80 ○イラン

3位決定戦は予選ラウンド勝ちきれなかったイランを相手にしたリベンジマッチ。イランは高さがあってシュート力も抜群に高いチームだ。 シンペーJAPANは、暑いタイで行われたこの大会でも好調を維持してきた。しかし、その裏側ではロンドン以来となる久しぶりの長期遠征で、選手たちには体調不良者が続出していた。その最大の不安材料が、最終戦で一気に噴出してしまった。

序盤からイランにリードを奪われるが、必死で喰らいつく日本。第2Q中盤での香西の3つ目のファウルが、勝負の分かれ目となった。 日本のパスミスからのターンオーバー、そしてそこからの失点が続く。 日本のビッグマンでは全く届かないほどの超大型ビッグマンを複数擁するイランに、インサイドにはほとんど入らせなかったが、ハーフジャンプで守るも、イラン♯10、持ち点3の選手の3ポイントラインぎりぎりからのアウトサイドショットが面白いように決まる。 イランの80得点のうちなんと42点が♯10のアウトサイド。ペイント内での得点は20点のみだった。

一方日本は、エース藤本がショットに苦しみ、フィールドゴール確率は33%で12得点。 長い戦いの中でメダルラウンドに挑んでいくようになるには、それだけのメンタル、フィジカル両面のタフネスが必要になる。 これまで日本は、海外の選手とぎりぎりのタフな勝負をし、メダルへの扉をこじ開ける、というところに行きついていなかったのも事実。そういう意味で今回は、その入口に到達したが、扉を開ける力が残されていなかった、ということなのかもしれない。 「新しいメンバーと次を見据えた戦いを考える中で、タイムアウトの判断が遅れた場面があったかもしれない。苦渋の決断だった」と及川HC。 来年7月に韓国で行われる世界選手権の切符は手に入れた。「そこから先」に挑むのかどうか。世界への入口に立ったシンペーJAPANの次の船出を見守りたい! 選手、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!!!!!

文=Jキャンプ:カネコ
写真=Jキャンプ:伊藤


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試合前の選手ミーティング

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この日42得点のイラン#10の勢いを止められなかった日本

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ショットが入らず苦しんだ藤本

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最後までチームに激を飛ばした及川HC

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4位という結果に終ったシンペーJAPAN

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