やるぜ!AOZ!! 注目選手たちの大会前コメント 第6回(男子・京谷AC/女子・上村)
史上最大の戦い――AOZ開幕はもうすぐ!
アジアの頂点を目指す“シンペー&バナJAPAN”から
届いたコメントをWEB限定で大公開だ!
GO! ニッポン!! GO!!!
第6回コメントは、
4年前のAOZ、「奇跡のリバウンド」でチームを勝利に導いた
“ブクロキング・カズ”こと京谷和幸アシスタントコーチ、
1988年のソウルパラリンピックから日本代表、
車イスバスケ界の獣神サンダー・ライガー“生きる伝説”上村知佳、
男女のレジェンドの登場だ!
京谷和幸
及川HCから声をかけていただいて、ロンドン以来の日本代表復帰です。及川HCとは日本代表でともに戦った戦友です。現役時代の彼はオフェンス思考のハイポインターで、僕はディフェンス思考のローポインター。まったく逆ですが、互いに補完し合えるいい関係でやってきました。しっかりサポートしたいと思います。
ロンドン後に引退して、サッカーのコーチランセンスを取りました。今年も城西国際大学サッカー部で選手の指導をしています。大学サッカーでの指導経験が、バスケの指導者としての自分に大きなプラスになっていると感じます。
AOZを勝ち抜くために一番苦しい場面で必要になるのは、プレイヤーとしてのハート。胸に日の丸をつける意味を感じながら、チームがひとつになって戦います。応援、よろしくお願いします。
及川HC(左)と京谷AC(右)
上村知佳
女子代表は1984年の初出場から、7大会連続でパラリンピックに出場し、2度銅メダルを獲得してきました。私は1988年から出場しています。4年前の敗戦は私にとってとてつもなく大きなものでした。先輩たちが築き上げてきた女子車イスバスケの歴史を途絶えさせた……自分の不甲斐なさに打ちのめされました。
もう一度チャンスがあるなら自分の責任をしっかり果たしたい、若い選手たちにちゃんとバトンを繋ぎたいと思いました。だから、自分を言い訳のできない環境に追い込むために、福島へ引っ越してバスケに集中することにしたんです。お酒もやめたし、食生活も見直して、イチから身体を作り直しました。
今回のAOZにかけられるリオの出場枠はひとつ。オーストラリアも中国も必死で戦うはず。私たちもコート上で死んでもいいというくらいの思いで戦わないと、気持ちで負けてしまいます。すべてをかけて、リオの出場権を獲りに行きます。
出場権を獲ったらどうするかって? お酒よりも甘いもの……まず、アイスを解禁しようかな(笑)。
構成/市川光治(光スタジオ) 撮影・文/名古桂士(X-1)