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2016.09.13

リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その5

〈第5戦〉対オーストラリア
9月12日(月)カリオカアリーナ1 13時半試合開始

  1 2 3 4 R
オーストラリア 14 20 15 19 68
日本 7 13 10 25 55

予選ラウンド最終戦は、世界王者・オーストラリアとの戦いだ。前日のカナダ戦の勢いをそのままぶつけることが出来るか、さらには今までやってきたシンペーJAPANも全てを出して勝利を挙げたいところ。しかしながら世界王者の壁は高く、そして力強いものだった。第1Qから絶対的な高さで圧倒するオージー。相手4番のショーンもポイントゲッターとしてゴールを積み重ねる。それでも日本は高さの不利を戦術や、スピードで補う。ユニット5もしっかり機能し、後半は互角以上の戦いを見せてくれた。王者に爪痕を残したシンペーJAPAN。明後日の14日に9、10位決定戦に臨む。


■オーストラリア戦コメント

宮島徹也

「今日は負けてしまいましたがユニット5での理想としていたバスケットができたと思います。最初の3試合も準備はしていましたが、試合展開もあってなかなか出番がなく、でも気持ちを切らすことなく昨日のカナダ戦、今日のオーストラリア戦と、僕らがやってきたものは出せました。本音を言えば、試合に出たかったですが、チームとしての役割も理解してますし…僕も大人になったってことですかね(笑)」

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藤井新悟

「パラ前のイギリス遠征でオーストラリアには、いい試合ができたこともあり自信を持って臨んだんですが、やっぱりさすが世界王者、強かったです。とはいえ、若い選手が躍動してるのを見ると頼もしくて、嬉しくなりますね。
僕自身のことで言えば、3戦目のオランダ戦に負けてしまったことが、すごく悔しくて、試合の最中に不覚にも引退という文字が頭の中によぎりました。そこから持ち直して、昨日のカナダに勝つことができて、このパラリンピックという舞台での1勝の重さを改めて感じさせてもらいました」

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香西宏昭

「決勝トーナメントには進めませんでしたが、僕らは残り1試合を全力で戦いたいと思います。それぞれが今日、明日とリカバリーして、若い選手に引き継げるような、シンペーJAPANとして積み重ねてきたものをしっかりとパフォーマンスしたいですね。結果は1勝だったけど、やってきたことは胸を張って正しかったと言えると思います」

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京谷AC

「第1戦、2戦と出だしがつまづいたというか、ちょっとシンペーも俺も慎重になりすぎたかもしれないですね。もっとユニット5を信頼して、ゲームを組み立ててたら、また違う結果になっていた可能性も正直、ありますね。でも日本のディフェンスは世界でも通用することが改めて分かったし、これまでやってきたことは間違いじゃない。今日の村上の場面、入ってすぐに1本決めた場面とか、思わず泣きそうになりましたもん(笑)。若い選手もパラで経験を積んで、ものすごく成長しますよ。シンペーJAPANとして今やってることを継続して、やり続ける。日本代表は絶対強くなりますよ」

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及川HC

「順位決定戦に進むのが決まった時点で、日本が目指していたバスケをオーストラリア相手でもしっかりやると決めて、このアリーナに来たんですがオーストラリアは強かったですね。僕らは高さでは如何ともしがたいですから、スピードとクイックネスを使って、技術を巧みにやるということにフォーカスしましたが、それはやはり難しい部分もあって、とはいえここから精度を上げていくしか道はないというか、マッチしたバスケットだと信じてやっていこうと思います」

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藤本怜央

「昨年のAOZの時に比べたら、相手を翻弄するオフェンスの形もあったし、手応えは感じました。ただ体格差というか、反則スレスレでガンガン削ってこられて、自分自身もそうですがチームワークにも影響を及ぼすんですよ。そこは悔しいですね。昨日もそうでしたが、今日もユニット5にケツを叩かれた気分です。オージー相手でも臆することなく、いいバスケットやってましたよ。次の順位決定戦も、しっかり準備して戦いたいと思います」

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