[リアル] REPORT&DIARY

2016.09.16

リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その6

〈第6戦〉対イラン
9月15日(木) オリンピックアリーナ 9時30分試合開始

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イラン 14 16 8 14 52
日本 21 14 13 17 65

9-10位決定戦の相手はイラン。世界トップクラスの高さを誇るイランに、シンペーJAPANは真正面からぶつかった。必死のディフェンスでしのぎながら少しずつ点差を開いていくシンペーJAPAN。ユニット5も好調で、強豪イランと互角以上の戦いを見せた。狙い通りの試合運びで65-52で完勝し、9位を死守したシンペーJAPAN。2020年東京パラリンピックへつながる勝利となった。


■イラン戦コメント

村上直広

「初めてのパラリンピックで世界の強豪とぶつかって、自分が世界で戦えるところ、弱いところがわかりました。チームのリオでの最後のシュートを自分が決められて、2020年に向けて気持ちよくスタートすることができそうです。社長(永田)、ナイスパスありがとうございます。帰国してすぐドイツリーグへ行きます。成長して帰ってきます」

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鳥海連志

「毎日強い相手と戦えて、楽しかったです。相手のビッグマンを止めることもできたし、DFに自信がついた大会でした。決定力と制度をもっと高めていきたいです。この9位から世界の頂点まで上りつめるビジョンが見えてきたような気がします」

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香西宏昭

「苦しい大会でしたが、自分たちがシンペーJAPANで取り組んできたことに間違いがなかったと確信できました。自分たちの成長を感じることもできました。これからの僕たちを見ていてください」

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藤本怜央

「今日のユニット5、すごかったでしょう。俺もヒロも出る幕がなかった。このチーム、俺が出ないほうが強いのかもしれない(笑)。このシンペーJAPANは、みんなが影響しあって、高めあって、一人ひとりがすごく強くなりました。まだまだ成長できると思います。新たな気持ちで覚悟をもって、2020年東京に向けて、自分とチームを磨いていきたいと思います。応援ありがとうございました」

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及川HC

「最後の試合が一番の内容でしたね。9位という結果……これもまた僕たちのリアルです。選手たちはチームとして取り組んできた緻密さや、積み重ねにこだわって、ブレずに戦ってくれました。12人で戦って、大会を通じてさらに成長できた最高のチームでした。みなさんの応援も僕たちの力になりました。ありがとうございました」

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2016.09.13

リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その5

〈第5戦〉対オーストラリア
9月12日(月)カリオカアリーナ1 13時半試合開始

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オーストラリア 14 20 15 19 68
日本 7 13 10 25 55

予選ラウンド最終戦は、世界王者・オーストラリアとの戦いだ。前日のカナダ戦の勢いをそのままぶつけることが出来るか、さらには今までやってきたシンペーJAPANも全てを出して勝利を挙げたいところ。しかしながら世界王者の壁は高く、そして力強いものだった。第1Qから絶対的な高さで圧倒するオージー。相手4番のショーンもポイントゲッターとしてゴールを積み重ねる。それでも日本は高さの不利を戦術や、スピードで補う。ユニット5もしっかり機能し、後半は互角以上の戦いを見せてくれた。王者に爪痕を残したシンペーJAPAN。明後日の14日に9、10位決定戦に臨む。


■オーストラリア戦コメント

宮島徹也

「今日は負けてしまいましたがユニット5での理想としていたバスケットができたと思います。最初の3試合も準備はしていましたが、試合展開もあってなかなか出番がなく、でも気持ちを切らすことなく昨日のカナダ戦、今日のオーストラリア戦と、僕らがやってきたものは出せました。本音を言えば、試合に出たかったですが、チームとしての役割も理解してますし…僕も大人になったってことですかね(笑)」

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藤井新悟

「パラ前のイギリス遠征でオーストラリアには、いい試合ができたこともあり自信を持って臨んだんですが、やっぱりさすが世界王者、強かったです。とはいえ、若い選手が躍動してるのを見ると頼もしくて、嬉しくなりますね。
僕自身のことで言えば、3戦目のオランダ戦に負けてしまったことが、すごく悔しくて、試合の最中に不覚にも引退という文字が頭の中によぎりました。そこから持ち直して、昨日のカナダに勝つことができて、このパラリンピックという舞台での1勝の重さを改めて感じさせてもらいました」

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香西宏昭

「決勝トーナメントには進めませんでしたが、僕らは残り1試合を全力で戦いたいと思います。それぞれが今日、明日とリカバリーして、若い選手に引き継げるような、シンペーJAPANとして積み重ねてきたものをしっかりとパフォーマンスしたいですね。結果は1勝だったけど、やってきたことは胸を張って正しかったと言えると思います」

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京谷AC

「第1戦、2戦と出だしがつまづいたというか、ちょっとシンペーも俺も慎重になりすぎたかもしれないですね。もっとユニット5を信頼して、ゲームを組み立ててたら、また違う結果になっていた可能性も正直、ありますね。でも日本のディフェンスは世界でも通用することが改めて分かったし、これまでやってきたことは間違いじゃない。今日の村上の場面、入ってすぐに1本決めた場面とか、思わず泣きそうになりましたもん(笑)。若い選手もパラで経験を積んで、ものすごく成長しますよ。シンペーJAPANとして今やってることを継続して、やり続ける。日本代表は絶対強くなりますよ」

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及川HC

「順位決定戦に進むのが決まった時点で、日本が目指していたバスケをオーストラリア相手でもしっかりやると決めて、このアリーナに来たんですがオーストラリアは強かったですね。僕らは高さでは如何ともしがたいですから、スピードとクイックネスを使って、技術を巧みにやるということにフォーカスしましたが、それはやはり難しい部分もあって、とはいえここから精度を上げていくしか道はないというか、マッチしたバスケットだと信じてやっていこうと思います」

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藤本怜央

「昨年のAOZの時に比べたら、相手を翻弄するオフェンスの形もあったし、手応えは感じました。ただ体格差というか、反則スレスレでガンガン削ってこられて、自分自身もそうですがチームワークにも影響を及ぼすんですよ。そこは悔しいですね。昨日もそうでしたが、今日もユニット5にケツを叩かれた気分です。オージー相手でも臆することなく、いいバスケットやってましたよ。次の順位決定戦も、しっかり準備して戦いたいと思います」

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2016.09.12

リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その4

〈第4戦〉対カナダ
9月11日(日)オリンピックアリーナ 21時試合開始

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カナダ 9 15 14 7 45
日本 13 22 19 22 76

残念ながら1次リーグでの敗退が決まってしまったシンペーJAPAN。目標であった6位以内は叶わないという失意の中、4戦目のカナダとの試合が昨日と同じ、オリンピックアリーナで行われた。今日のシンペーJAPANは全員バスケをしっかりと実践。課題だったユニット5も機能し、第1Qからエンジン全開。前半を35対24で折り返すと、オフェンスはさらに加速し、後半に41得点と前回のロンドンパラリンピック金メダル国であるカナダ相手に堂々完勝! ようやくパラリンピック初勝利を挙げた。明日は世界王者・オーストラリア。シンペーJAPANの4年間の全てをぶつけよう!


■カナダ戦コメント

鳥海連志

「カナダはユニット5と同じようにプレスメインのチームでしかも若いチーム。お互いに成長しているという点も同じだし、いいライバルだと思っています。勝負なんですけど、やりながら楽しかったです。正直、昨日まで負けが続いてるのもあるし、プレイタイムも短いし葛藤もありました。とはいえ、出されたチャンスでいいパフォーマンスできなかったというのもあるんですがいろんな意味で難しかったです。昨日、京谷ACと話して「世界のトップレベルの選手になりたいんだったら、しっかり準備して、また次の試合へのぞめ」と言われ、自分自身も切り替えることができました。ドライブしてのレイアップは、バスケットカウントももらえたので、熱くなりました。嬉しかったですね」

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千脇貢

「負けたからって終わりじゃなくて、次の試合へと切り替えて今日の試合に入ることができました。相手がカナダというよりも、どこが相手でも自分たちのやるべきことをやるだけなので。昨日よりも今日と、日々成長だと思います。1つでも多く勝って、日本に帰りたいです」

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香西宏昭

「言われてみたら、カナダ相手にこんな大きな舞台で勝つのは初めてですね。スコアとかはどうでもよくて、今日は12人全員で闘って、しかも日本のバスケットができたこと。これが最高でした。昨日までの負けが、ちゃんと学びに変えられたというか。3連敗は確かに悔しかったです。でも今日の試合で、今までやってきたことは間違ってない…それを痛感したし、それが嬉しかったです」

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土子大輔

「いつでもいける準備はしてました。会場にも慣れたし、今日は1本目のシュートタッチが良くて、いけるかなと。あとは自分の出番の時に一喜一憂するのではなく、淡々とやるだけなので。僕はユニット5のキャプテンなので、どうコントロールするか毎日、悩んでます。今日はしっかりスタメンであるユニット1を休ませることができたという大きな仕事ができました。明日はオーストラリア。しっかり準備して、いい結果を残せるよう頑張ります」

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永田裕幸

「リオに来て初めて、やりたいことができました。自分の出来は70点とかだけど(笑)、ユニット5としては良かったです。特にレンシはキレッキレでしたね。一緒にやってて頼もしかったですよ。今日は自分はファウルも多く取られてしまい、そこを修正しないとダメですね。とはいえ、いいライン張れて、プレスも機能してきたので、明日もオージー戦でいい勝負ができると信じてます。日本がオージーに勝って、自分自身も自信につながりますしね。夢の舞台、頑張ります」

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藤本怜央

「日本らしいバスケをカナダに対して表現したかったし、それができたゲームだったと思います。ユニット1が40分出てたら、そりゃ勝てませんよ。そのためにユニット5を作って、何年も前から準備して、彼らを強くするために練習や合宿を重ねてきたんですから。僕がでない方が勝つと、前からシンペーHCには言ってますから(笑)。予選リーグの最終戦は王者のオーストラリア。明日の勝利へのリハーサルはできました。あとはやるだけです」

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及川HC

「この舞台で勝つのは難しいですね。でも今日は鬱憤を晴らすようにベンチから出たメンバー全員がハイパフォーマンスを見せてくれました。やっぱり経験とハンドリング、やってきたことに間違いはなかったです。今までやってきたことをこの大舞台でしっかりパフォーマンスできた選手に感謝です。カナダにはベストを見せたかった。パラリンピックで見せたかった。その点は本当に良かったと思います。選手にはしっかり寝て、リカバリーするようにと伝えたいです。1つ勝って喜んでる場合じゃないですから」

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2016.09.11

リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その3

〈第3戦〉
9月10日(土)オリンピックアリーナ 21時試合開始

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オランダ 22 14 16 15 67
日本 10 23 16 10 59

2連敗の後の第3戦は、シンペーJAPANにとってまさに正念場。選手たちもいつもに増して、気合が感じられた。オランダ相手には、パラ直前のイギリス遠征での試合でも勝利し、勝算は十分。しかしながら立ち上がりから相手の23番にいいように得点され、いきなりつまずく展開に。それでもじわじわと追い上げ、第3Qではついに逆転。シンペーJAPAN、パラ初勝利も見えてきたが、やはり23番に大事な局面でシュートを決められ、結果、最終Qに力尽きた。これで開幕3連敗。いい試合はいらない。次のカナダ、そして最終戦のオーストラリアとやってきた集大成を見せて欲しい。シンペーJAPAN、ファイト!!


■オランダ戦コメント

京谷AC

「いい試合でも勝たなくちゃ意味がないんです。ただただ悔しい…それしかないですね。正直、オランダ戦が一番の山だと思っていました。いやぁ、きついなぁ。でも終わったわけじゃなく、まだカナダ、そして世界王者のオーストラリアとの試合が残っています。最後まで、全力で闘うだけです」

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藤澤潔

「決めれるところで、ちゃんと決めれなくて…悔しいです。ショットの角度も崩れてたのかもしれないですね。フリーでもらったりするチャンスもあったので、そこはしっかり決めないといけなかったです…」

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及川HC

「ユニット5を使うタイミングを見ていたんですが、出すタイミングなくて、もっと大胆に使えてたかもしれませんね。第1Q、相手の23番が連続シュートを決めたんですが、あそこまで入るとは正直思ってなくて、もっと早くリアクションすべきでしたね。カナダ戦は準備してきているし、選手たちがやるべきことをやってくれると思います」

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藤本怜央

「はっきり言って今日の鍵を握るのは俺のシュート次第だと思っていた。
京谷ACにアテネの時から「お前にはエゴがない」と言われ続けてたんですが、やっぱりシンペーJAPANというチームで、点を取る仕事は俺なんだと改めて思ったし、パスをくれよって思いました。勝ち際ではエゴも必要なんだって、この舞台で分かったというか…。明日はカナダ。シンペーさんの学んだカナダのバスケに勝ちたいですね。昔のカナダとは当然違いますけど、失うものがない分、今のカナダは脅威ですよ。でも、勝ちます。僕らは、まだ終わりなんかじゃない。しっかりといいバスケをしたいですね」

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リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その2

〈第2戦〉
9月9日(金)カリオカアリーナ1 15時45分試合開始

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スペイン 8 18 16 13 55
日本 11 12 4 12 39

ヨーロッパの強豪・スペインを相手に第1Qは11対8と上々のスタートとなったシンペーJAPAN。特にディフェンスに関しては、しっかり相手の高さを封じ、世界にも通用することがあらためて分かった。しかし相手のディフェンスも強固くシュート確率も30%にとどまり、得点を入れることができない。スペインは第3Qで勝負に出て、シンペーJAPANを引き離した。明日は直前のイギリス遠征でも勝利したオランダ。絶対に負けられない。


■スペイン戦後コメント

豊島英

「勝ちにいったゲームでしたが、結果は負けてしまいました。前半はディフェンスも機能したんですが、その分オフェンスが…。相手の高さに苦しみました。自分たちのシュート力の無さというのもあると思いますが、後半は相手もディフェンスをアジャストしてきて、僕らのオフェンスが機能しなくなりましたね。ボールを動かしたり、いろいろやったんですが…」

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香西宏昭

「相手の強さは予想どうりでした。前半は僕達も、しっかりディフェンスできて相手の得意な速攻を許さなくて、これを後半継続できなかったですね。やろうと思っていたオフェンスもできなくて、いい形のシュートも打てなかった」

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藤本怜央

「トルコ戦の負けはひきずることもなく、切り替えてゲームに入れました。今日は早いパス回しから、相手を崩して行きたかったんですが、うまくいかなかったです。相手はやはり大きいので、なかなかインサイドに入れなかったですね。入ったとしてもタイミングもずれたりして、得点に結びつかなかったです。明日、オランダ戦ですが、お互いに何回も戦ってるし、いいイメージしかないんで、しっかり勝ち切りたいと思います」

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及川HC

「体力、体格差を痛感しました。ディフェンスはよかったけど、オフェンスがつながないというか…。うまく機能しなかったです。大舞台で勝つチームはチャンスと見るや畳み掛けるように闘わないとダメですね。ハーフタイムには、ディフェンスはやり続けようということと向こうが絶対、落ちてくるからと指示したんですが、戦略と戦術に頼りすぎてた部分もあったかもしれないです。個の力というのも当然ないといけないし、戦略や戦術は、まず個ありきですから。明日はスタジアムも変わりますし、しっかり切り替えて臨みたいと思います」

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