リオパラリンピック シンペーJAPANの激闘その3
〈第3戦〉
9月10日(土)オリンピックアリーナ 21時試合開始
1 | 2 | 3 | 4 | R | |
オランダ | 22 | 14 | 16 | 15 | 67 |
日本 | 10 | 23 | 16 | 10 | 59 |
2連敗の後の第3戦は、シンペーJAPANにとってまさに正念場。選手たちもいつもに増して、気合が感じられた。オランダ相手には、パラ直前のイギリス遠征での試合でも勝利し、勝算は十分。しかしながら立ち上がりから相手の23番にいいように得点され、いきなりつまずく展開に。それでもじわじわと追い上げ、第3Qではついに逆転。シンペーJAPAN、パラ初勝利も見えてきたが、やはり23番に大事な局面でシュートを決められ、結果、最終Qに力尽きた。これで開幕3連敗。いい試合はいらない。次のカナダ、そして最終戦のオーストラリアとやってきた集大成を見せて欲しい。シンペーJAPAN、ファイト!!
■オランダ戦コメント
京谷AC
「いい試合でも勝たなくちゃ意味がないんです。ただただ悔しい…それしかないですね。正直、オランダ戦が一番の山だと思っていました。いやぁ、きついなぁ。でも終わったわけじゃなく、まだカナダ、そして世界王者のオーストラリアとの試合が残っています。最後まで、全力で闘うだけです」
藤澤潔
「決めれるところで、ちゃんと決めれなくて…悔しいです。ショットの角度も崩れてたのかもしれないですね。フリーでもらったりするチャンスもあったので、そこはしっかり決めないといけなかったです…」
及川HC
「ユニット5を使うタイミングを見ていたんですが、出すタイミングなくて、もっと大胆に使えてたかもしれませんね。第1Q、相手の23番が連続シュートを決めたんですが、あそこまで入るとは正直思ってなくて、もっと早くリアクションすべきでしたね。カナダ戦は準備してきているし、選手たちがやるべきことをやってくれると思います」
藤本怜央
「はっきり言って今日の鍵を握るのは俺のシュート次第だと思っていた。
京谷ACにアテネの時から「お前にはエゴがない」と言われ続けてたんですが、やっぱりシンペーJAPANというチームで、点を取る仕事は俺なんだと改めて思ったし、パスをくれよって思いました。勝ち際ではエゴも必要なんだって、この舞台で分かったというか…。明日はカナダ。シンペーさんの学んだカナダのバスケに勝ちたいですね。昔のカナダとは当然違いますけど、失うものがない分、今のカナダは脅威ですよ。でも、勝ちます。僕らは、まだ終わりなんかじゃない。しっかりといいバスケをしたいですね」