〈第4戦〉対カナダ
9月11日(日)オリンピックアリーナ 21時試合開始
|
1 |
2 |
3 |
4 |
R |
カナダ |
9 |
15 |
14 |
7 |
45 |
日本 |
13 |
22 |
19 |
22 |
76 |
残念ながら1次リーグでの敗退が決まってしまったシンペーJAPAN。目標であった6位以内は叶わないという失意の中、4戦目のカナダとの試合が昨日と同じ、オリンピックアリーナで行われた。今日のシンペーJAPANは全員バスケをしっかりと実践。課題だったユニット5も機能し、第1Qからエンジン全開。前半を35対24で折り返すと、オフェンスはさらに加速し、後半に41得点と前回のロンドンパラリンピック金メダル国であるカナダ相手に堂々完勝! ようやくパラリンピック初勝利を挙げた。明日は世界王者・オーストラリア。シンペーJAPANの4年間の全てをぶつけよう!
■カナダ戦コメント
鳥海連志
「カナダはユニット5と同じようにプレスメインのチームでしかも若いチーム。お互いに成長しているという点も同じだし、いいライバルだと思っています。勝負なんですけど、やりながら楽しかったです。正直、昨日まで負けが続いてるのもあるし、プレイタイムも短いし葛藤もありました。とはいえ、出されたチャンスでいいパフォーマンスできなかったというのもあるんですがいろんな意味で難しかったです。昨日、京谷ACと話して「世界のトップレベルの選手になりたいんだったら、しっかり準備して、また次の試合へのぞめ」と言われ、自分自身も切り替えることができました。ドライブしてのレイアップは、バスケットカウントももらえたので、熱くなりました。嬉しかったですね」
千脇貢
「負けたからって終わりじゃなくて、次の試合へと切り替えて今日の試合に入ることができました。相手がカナダというよりも、どこが相手でも自分たちのやるべきことをやるだけなので。昨日よりも今日と、日々成長だと思います。1つでも多く勝って、日本に帰りたいです」
香西宏昭
「言われてみたら、カナダ相手にこんな大きな舞台で勝つのは初めてですね。スコアとかはどうでもよくて、今日は12人全員で闘って、しかも日本のバスケットができたこと。これが最高でした。昨日までの負けが、ちゃんと学びに変えられたというか。3連敗は確かに悔しかったです。でも今日の試合で、今までやってきたことは間違ってない…それを痛感したし、それが嬉しかったです」
土子大輔
「いつでもいける準備はしてました。会場にも慣れたし、今日は1本目のシュートタッチが良くて、いけるかなと。あとは自分の出番の時に一喜一憂するのではなく、淡々とやるだけなので。僕はユニット5のキャプテンなので、どうコントロールするか毎日、悩んでます。今日はしっかりスタメンであるユニット1を休ませることができたという大きな仕事ができました。明日はオーストラリア。しっかり準備して、いい結果を残せるよう頑張ります」
永田裕幸
「リオに来て初めて、やりたいことができました。自分の出来は70点とかだけど(笑)、ユニット5としては良かったです。特にレンシはキレッキレでしたね。一緒にやってて頼もしかったですよ。今日は自分はファウルも多く取られてしまい、そこを修正しないとダメですね。とはいえ、いいライン張れて、プレスも機能してきたので、明日もオージー戦でいい勝負ができると信じてます。日本がオージーに勝って、自分自身も自信につながりますしね。夢の舞台、頑張ります」
藤本怜央
「日本らしいバスケをカナダに対して表現したかったし、それができたゲームだったと思います。ユニット1が40分出てたら、そりゃ勝てませんよ。そのためにユニット5を作って、何年も前から準備して、彼らを強くするために練習や合宿を重ねてきたんですから。僕がでない方が勝つと、前からシンペーHCには言ってますから(笑)。予選リーグの最終戦は王者のオーストラリア。明日の勝利へのリハーサルはできました。あとはやるだけです」
及川HC
「この舞台で勝つのは難しいですね。でも今日は鬱憤を晴らすようにベンチから出たメンバー全員がハイパフォーマンスを見せてくれました。やっぱり経験とハンドリング、やってきたことに間違いはなかったです。今までやってきたことをこの大舞台でしっかりパフォーマンスできた選手に感謝です。カナダにはベストを見せたかった。パラリンピックで見せたかった。その点は本当に良かったと思います。選手にはしっかり寝て、リカバリーするようにと伝えたいです。1つ勝って喜んでる場合じゃないですから」